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理想と現実のギャップ

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看護師の悩み

看護師の一番の悩みは、自分が「十分な看護ができているか?」ということだそうです。日本医療労働組合連合会の調査では、約6割の看護師が「十分な看護ができていない」と感じているという結果が出ました。これでは仕事への達成感を感じることは難しいです。理想の高い看護師ほど自己評価を下げてしまい、辛い思いをしていることでしょう。ではなぜそのように感じてしまうのでしょうか。

看護師の葛藤

看護師の業務は主に「診療の補助」と「療養上のお世話」の2つに分けられます。元々看護とは生活の中で家族をいたわる行為でした。生活の中では、どちらかというと療養上のお世話が主な業務となります。療養上のお世話をすることは、看護師を目指すひとつの理由やきっかけ、理想、憧れにもなるでしょう。しかし医療の発達に伴い、看護師の主な仕事は「療養上のお世話」から「診療の補助」へと変化しています。そのため、自分のやりたい仕事と実際にやらなければならない仕事のギャップが大きくなり、「十分な看護ができていない」と感じる看護師が増えてきているのです。

悩みとつきあうには

葛藤の中で何度も辞めたいと思うこともあるでしょう。しかし、葛藤の原因がわかれば自分のやりたい仕事の方向も見えてきます。それに向かって、今できることと転職してできることを考えてみましょう。現在の環境でも自分の課題を見つけることができれば、転職することなく、その場で頑張るという選択もあります。しかし、理想と現実のギャップが激しく、そこに課題を見いだせない場合はやはり、転職してステップアップを考えなくてはなりません。看護師という仕事と今一度向き合うことで自分の考えや信念を改めて認識し、等身大の自分をとらえ次のステップを考えることによって、看護師としての誇りや自信が戻ってくることでしょう。

転職を考えるとき

上記の内容をふまえて転職という選択肢について前向きに考えた時、転職は何かを変えるチャンスです。自分の目的意識をハッキリさせて後悔しない職場を探すため、看護業界の求人情報の収集ひいては職場情報の収集をし、自分の具体的な希望と照らし合わせる必要があります。情報収集は自分だけで行うには限界があるため、看護業界専門の求人情報サイトなどにサポートしてもらうのも一つの手です。看護師という仕事にも人生にも完璧はありません。人によって考え方が違うことですので正解もありません。自分で進んでいきたい道を選んで一歩ずつ歩むために、転職のチャンスを最大限に活かしましょう。

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